福禄寿

福禄寿の特徴β-幸福・富貴・長寿の神-

はじめに

福禄寿は、中国の道教に由来する、福神・禄神・寿神の三神が一体となった神様です。幸福、富、長寿を象徴し、人々の幸せを願う信仰対象として広く親しまれています。日本では、室町時代から七福神の一尊として信仰されてきました。この記事では、福禄寿の特徴や起源、ご利益、姿について詳しく解説します。

福禄寿の特徴

福禄寿は、福星(木星)・禄星・寿星(カノープス)が合わさった三神の合体で、福・禄・寿の三つの要素を象徴しています。福は幸福、禄は富、寿は長寿を表し、福禄寿を信仰することで、これらの豊かさや幸福をもたらすとされています。

福禄寿の起源

福禄寿の起源は、中国の道教にあります。星への信仰の擬人化として、それぞれ福神・禄神・寿神が表され、それらが合わさった三神として福禄寿という神様が生まれました。また、福禄寿は、中国の陰陽五行説にも深く関わっており、五行の各属性を司る神様でもあります。

ご利益

福禄寿を信仰することで、幸福や富、長寿などの豊かさや幸福をもたらすとされています。また、商売繁盛や家内安全、良縁成就、子宝に恵まれるなどのご利益もあります。福禄寿は、人々の生活に欠かせない豊かさや幸福を象徴する神様であり、多くの人々に信仰されています。

見た目

ルーツは道教の仙人です。長い頭に立派な髭をたくわえ、白鶴を従える姿で描かれます。寿老人との違いは、従える動物が鹿ではなく鶴であることと、長い頭に頭巾を被っていないことくらいで、非常に酷似しています。頭の長さは「識者こそ腰を低く頭を垂れるべき」という意味があるとされています。福神らしい美しい姿から多くの人々から敬われています。

まとめ

福禄寿は、幸福や富、長寿などの豊かさや幸福をもたらす神様であり、中国の道教に由来する神様です。福神・禄神・寿神が合わさって作られた福禄寿は、福・禄・寿の三つの要素を象徴しています。福禄寿を信仰することで、商売繁盛や家内安全、良縁成就、子宝に恵まれるなどのご利益があるとされています。また、福禄寿の美しい姿は、絵画や木像、石像になり、吉祥をもたらす福の神として古くから多くの人々に信仰されています。


※津山銘木有馬店では、各種仏像・福の神・動物などの多岐にわたる木彫り置物を展示販売しております。造形に加えて樹種や木目なども勘案し、吟味した縁起物を取り揃えております。お顔や表情が肝になることを加味して、一点ずつ入荷、展示、販売致しております。

▼木彫りギャラリー▼

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA